松桜閣は初代富山県知事国重正文(くにしげ まさふみ)が1883年に現在の富山市に建て5年住んだ建物です。
国重(くにしげ)が富山県知事職を離れた後、黒部の豪農であった西田収三(にしだ しゅうぞう)が購入し、現在の場所に移築しました。
その後、地元の天真寺(てんしんじ)が西田家から1931年に買い取りました。
現在は、NPO法人 松桜閣保勝会(しょうおうかくほしょうかい)が管理しています。
松桜閣は日本の茶道様式に基づく、数奇屋造りの建築様式で建てられ、「北陸の銀閣」と呼ばれています。
庭はもともと西田収三が造ったものでしたが、1932年に庭師の城川久治(きかわ きゅうじ)により、「近江八景(おうみはっけい)」をモデルに改めて設計されました。
ここでは日本の伝統を感じ、四季折々を楽しむことができます。